2004年9月



建長寺



 建長寺は巨福山建長興国禅寺といい、鎌倉五山の第1位とされる臨済宗建長寺派の大本山です。今から約750年前の建長5年(1253)に後深草天皇(ごふかくさ)の勅命で鎌倉幕府五代執権北条時頼(1227〜63)が建立したわが国最初の禅寺です。

 建長寺の開山(創始者)蘭渓道隆(1213〜78)は、中国の高僧無明慧性(むみょうえしょう)に学び、寛元4年(1246)33歳の時に来日し、九州、京都を経た後、鎌倉に入り北条時頼に請われて建長寺に迎えられました。蘭渓道隆は、中国宋時代の純粋で厳しい禅風をそのまま導入し、一時は千人を超える修行僧を指導しました。その教えは、現在国宝として寺に残る自筆の「法語規則」に見ることができます。

       本来の自分を失えば、すべての事柄も見失ってしまう。

       こころの真髄を見つければ、人生の道もみえてくる


                                 『法語規則』 要旨

                                   建長寺案内より



建長寺境内



  
inserted by FC2 system