2004年9月



 円覚寺から徒歩15分ぐらいで明月院がある、6月になると境内の数千株のアジサイがいっせいに咲くことから”紫陽花寺”として有名。境内のアジサイは、第2次世界大戦後に植えられたものだが、今では全国的に知られるようになったようだが、明月院に行って見ると何と閑散としていて見学しているのは2〜3人しか居ない、これはアジサイの時期を外しているのと土曜、日曜を外したからなのか?


明月院



 明月庵の創建は今から830年前、永暦元年(1160)にはじまる。この地の住人で、平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道の菩提供養として俊道の子、首藤刑部太夫山ノ内經俊によって創建。その後、康元元年(1256)、北条相模守時頼公によって、この地に「最明寺」と建立(現在、明月院北の場所)。言うなれば北条時頼の別業の仏堂。時頼は30歳で出家、僧名を覚了房道崇と号し、弘長3年(1263)11月22日、37歳で卒去。

 のちに北条時宗(時頼の子)、が最明時をを前身として「福源山禅興仰聖禅寺」を再興。開山は建長寺開山大覚禅師の五世法孫の地位にあった密室守厳禅師。1380年時の関東公方足利氏満賀管領上杉安房守憲方に禅興寺の中興を命じ、伽藍を完備、寺域を拡大にし、支院を配置させた。

                                  明月院案内より



明月院境内





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